46人が本棚に入れています
本棚に追加
/86ページ
「はい、みんな聞いて。とっても良い先生が来てくれましたね。今日初めて聞いたピアノと歌は、蒼井先生が言っていたように、みんなが元気になる歌でしたね。それで、先生にアイデアがあります。この歌を「あじさい組の歌」にして、毎日朝に歌うことにするのはどうかな?
(えぇー!)
美空の想定外のシナリオだ。
「か、片桐先生…?」
「あら、ダメかしら?」
「いや、いいんですか?今ので?」
「子供って、一番最初が肝心なのよ。最初に耳にしたこと、初めて見たもの…ずっと忘れないのよね…。だからこそ、いいんじゃないかしら?」
「なるほど…そうですね。分かりました。」
実はこの曲のタイトルを私は知らない。
なので、
『あじさい組 朝の歌』
と命名されて、明日からも歌われることになった。
最初のコメントを投稿しよう!