第3章 理由

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「なんなの…あれ……。」 呆然と立ち尽くす美空。 「蒼井先生…」 息切れ気味な岡本先生が美空に声をかける。 「岡本先生、いったいさっきは…」 「かっこ悪いところ見せて、すみません。ただ…アイツが…一誠が、蒼井先生を侮辱したのが許せなくて…。本当は…昔は良い奴、だったんですけど…。」 イッセイ…むかし…。 二人は知り合い…? …色々憶測できるが、やはり本人の口から聞かないと、意味が無い。思いきって聞いてみる。 「岡本先生は、川守先生と以前から知り合いなのですか?」 数秒の沈黙。 でも、すぐに岡本先生は話しはじめた。
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