第一章 お茶屋、再開しました。

18/18
前へ
/362ページ
次へ
(だからって気を使わせちゃダメだ) そんな思いから私は出来る限り明るく振る舞った。 『そっか…そんな状況なんだ……あ、じゃあさ、ちょっと考えてみてくれない?』 「何を?」 躊躇いがちに言葉を発した友人の提案に驚きつつも、私のことを考えてくれているが故のその提案がとても有難くて、私の不安な気持ちはほんの少しだけ和らいだのだった──。
/362ページ

最初のコメントを投稿しよう!

768人が本棚に入れています
本棚に追加