私の記憶と想いと出会い。

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でも……。 それらは私が体験したと言う感じがしない。 本当に私は……私は何なんだろうか? それさえ……わからない。 でも……悩みも苦しみも無意味。 私には……無縁。 あれ……? この人、誰だっけ? 目の前に居る看護婦さんが思い出せない。 優しそうな顔を見る限り悪い人ではないみたい……。 えっと、この服は……。 ふと、メモ帳を見て理解した。 この人は佐竹さん。 いつもの看護婦さんだ。 「どうしたの?」 私がジッと見ていると少し首を傾げながら聞いてきた。
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