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『フミヤ君?
怜我を返してくれないか?』
戸惑い顔の竜人と、ちょっと怒った顔のフミヤ。
その間でアワアワする僕。
「八雲さん、怜我君にちゃんと話して無かったんですって?」
黒い笑みを浮かべたフミヤが竜人に詰め寄る。
その間も僕の腕は掴まれたままだ。
『あ、あぁ。その…どうやって伝えれば良いか考えてたらタイミング逃して…。
だから、何も聞かずに着いてきてくれって言って、今に至る…的な…。』
「はぁ…。まぁ、普通にお願いしても怜我君は来てくれなかったでしょうからね。
でも、騙すような形で連れてくるのはあまりにも可哀想ですよ。」
んー?イマイチ話が見えないけど…。
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