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『ねぇ、怜我。ライブに来ないのは諦めるから、一つだけお願い聞いてくれない?』
「え、嫌な予感しかしないんだけど…。内容聞いてからなら答えるよ!!」
『それじゃ駄目なんだ!!絶対拒否られるの目に見えてるから!!』
「じゃあ、ヤダ、無理。」
『……………。』
シュン…と項垂れる彼を横目に、SNSを眺める。
晴れて恋人になった僕達だが、特に大きな変化が無いまま3ヶ月が過ぎようとしている。
「はぁ…。わかったわかった。
とりあえずは何も聞かずに、そのお願いってやつ?聞いてあげるよ。」
ぱぁぁぁと喜びの表情を浮かべ僕を見つめると
『やった!!じゃあ着替えて!!出かけるよ!!』
と唐突な外出宣言をいただいた。
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