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許せぬ。
異世界の闇め。
この恨み、忘れはしない。
いつの日か貴様の喉笛を切り裂き、溢れ出た物を飲み干して高らかに笑ってやるぞ。
その日まで怯えて眠るが良い、異世界の闇よ。
我が意識を奪いたければ奪うがいい。
我が自由を奪う痺れを与えたければ与えるがいい。
ねっとりした魔物を差し向けて来るがいい。
呪われし文様を我が頬に刻むがいい。
だが私は負けぬ。
我が知の結晶をいくら奪ったとて。
どれだけ絶望の白を私の眼に示したとて。
この心だけは決して折ることは出来ぬ。
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