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やがて夜が明け、小鳥のさえずりが聴こえてきた。
「ん…。朝、か…。」
ゆっくりとベッドから起き上がり大きく伸びをする。
「夕べはなんか不思議な夢を見たような…。まぁ、いいか。」
ベランダへ出てみると、ツボミが昨日より大きく成長していた。
「早く咲けよな?」
言いながら水を注ぐ。
『もっとお水ちょうだい?』
そう言っているかのようにツボミが小さく揺れた。
「ん?あぁ…」
それに答えるかのように男は再び水を注いだ。
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