出逢い

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男が眠っていると、閉めたはずの窓が小さく開いた。外から暖かい風が吹き込むと共に部屋にキラキラと光が差し込んだ。 眩しさを感じ男がゆっくりと目を開くと、ドコからともなく声が聴こえた。 『もしこの子が生まれたら、素敵な名前を付けてあげてください。』 「名前…あぁ…そうか、アイツ名前なかったな…。生まれたら名前つけてやらないとな…。」 寝ぼけながら答えると、男はすぐにまた眠りについてしまった。
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