真っ黒
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君は真っ黒だった。 日焼けした顔、坊主頭。 毎朝、挨拶をして通り過ぎる。 「おはようございます。」 明るい日差しの下へ走っていく。 その姿は太陽が当たって眩しいのか、君が眩しいのか分からなくなる。 君が甲子園を目指し、朝早く練習をして、夜も練習をしている事を小耳にはさんだ。 その頃の私は心が真っ黒で、君が眩しすぎて良く見えてなかった。 対極にいる君……私は真っ黒な私が嫌い…。
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