第1章 よくある話

14/19
前へ
/19ページ
次へ
マネージャーの手伝い、と言っても実際仕事内容はマネージャーと同じであった。 忙しいにも程がある。しかし、給料は前の会社の何倍もくれるので続けるほかなかった。 仕事をしていてわかったこと。隼さんはどこでも人気者。逆に翔君は少し口下手らしい。 一回高柳さんが二人を掛け持ったことで、同じ事務所内にいるため二人は何かと一緒にいた。 まだ私も、高柳さんと二人のスケジュールを共有しながら仕事をしているため、大体は二人がセットで行動することが多くなってしまっていた。 「ふう…っ」 書類をまとめ、伸びをしていると、隣に誰かが座る。 ん?と横をみると、そこにはとても綺麗な翔さんの顔があった。 「ご飯、食べに行かない?」 「え?」
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加