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ニートとは、社会から逸脱しても開き直り、自らの特別感と才能を信じ続ける事で生きながらえている人間の事である。働かない精神力と図太さだけは一人前で、この物語の主人公山田三蔵も、今日もどこかでタダ飯を食らい悠々とたくましく生きている。
一方、社畜とは、社会から飼い慣らされた家畜ともいえる、毎日疑問ももたずに、ただただ会社に通う事だけの為に生きている人間の事である。働かされる精神力と根性は並ではなく、この物語のもう一人の主人公、要マイも今日もどこかで朝飯を抜き、常識という名の鞭に叩かれ生きている。
この物語は、そんな社畜とニートの、友情なのか何なのかよく分からない絆を描いた物語である。
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