喫茶店

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 最後の日は、3月20日だったんだ。だから慶くんは私を信じて、ずっと待っていてくれた。慶くんも5年間、私のことを好きでいてくれてたんだ。  それなのに、私は。  華はもう一度、便箋に目を落とした。 『来てくれてありがとう。大好きでした』
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