第4章 おわりとはじまり。

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土曜日。 美波に飲み会に強制参加をさせられる日になった。 今日はなぜかイタリアンレストラン。 おめかしヨロシクとメールがはいっていたので、 ベージュのふんわりとしたブラウスと黒ののぴったりしたスカートを履き、 ヒールの高い黒のオープントゥのパンプスを合わせた。 レストランで美味しいものを食べるんだろうか? 珍しい。 美波はお酒が大好きなのに… 今日はワインの店なんだろうか? 少し疑問に思うけど、 美味しいものは歓迎だ。 レストランに着くと美波が呼んでいる。 知っている顔は女の子達で男の人に知っている顔はない。 これって、 合コン? 美波が幹事になって、時々開催されているヤツだったか。 と来たことを後悔する。 テーブルの近くに立つと、 こちらにどうぞと、30代位の男性に声をかけられて、席に着く。 美波を軽く睨むが知らん顔だ。 やれやれ。
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