彼女について

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彼女は色の白い肌にサファイアの様な青く透明な瞳を持っていた。だから蒼《そう》と呼んでいるがここでは《彼女》と呼ぶ事にする。 僕は彼女が幼い時から知っているが誰よりも美しい目を持っていた。 そして、鈴のような美しい声をしていたため、僕は何度も用事もないのに彼女の名前を呼び彼女に面倒くさそうな声で返事をしてもらう事が大好きだった。 人前では中々甘えてくれないのだが僕と二人っきりになるとデレデレと甘えた様子を見せてくれる彼女。 初めて会った時から僕は彼女の虜だった。
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