青い薔薇を拒む
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私の婚約が破談になったことは、すぐに社内に知れ渡った。皆腫れものに触るように私を扱い、上司は私に冷たく接した。当たり前だ。大事な娘の結婚を台無しにしたのだから。他人から受ける気遣いや上司からの圧力により、私の心や身体は徐々に弱っていった。弱った私の心身では、今の会社で勤め続けるのは困難だった。私は会社をやめ、東京を離れた。知り合いのいない環境に身を置きたかったのだ。それに、羽柴のいない場所に行きたかった。
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