新学期

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 ~昼休み~  私達はいつものように中庭で昼食を食べていた。  ユカ「聖達は、いつもここで食べているの?」  聖「そうだよ。天気も良いし、解放感があって、のんびりと食べていられるでしょう?」  ユカ「確かにね?しかし、舞ちゃんや更夜くんは大丈夫かしら?」  聖「大丈夫でしょう」  エリサ「おそらくね。それに、S組はしっかりとした食堂で食事をしているわ」  ユカ「そうなの?」  聖「S組は、ほとんどが貴族の子供で、この昼食の食事時でもテーブルマナーを守りながら食べているのよ。だから、騒いで食べていたら、周りから白い目で見られるわね?」  エリサ「そうね」  リク「良かったですよ。私には、毎回は無理ですよ」  エルフ「……………静かでつまらない食事は嫌い!こうして、聖達とワイワイと喋りながら食べていた方がいい」  エリサ「そうね。私もその方が楽しいわ」  ユカ「それを元女王様と現役の王女様が言う言葉なの?」  エルフ「?」  エリサ「勿論よ。ね?聖、マリア」  ユカ「拡散した」  マリア「エリサったら、私まで振るのかな…………?」  エリサ「マリアは、元女王と現役の王女でしょう?」  マリア「王女はともかく、元女王は、私の中で眠っている『マリア』でしょう?私は違うわよ」  エリサ「けど、『マリア』でしょう」  ユカ「私以外は全員が王族だったわね……………」  そう、私達は、ユカを除いて、全員が何かしらの王族の一族だったりする。
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