456人が本棚に入れています
本棚に追加
~昼休み~
私達はいつものように中庭で昼食を食べていた。
ユカ「聖達は、いつもここで食べているの?」
聖「そうだよ。天気も良いし、解放感があって、のんびりと食べていられるでしょう?」
ユカ「確かにね?しかし、舞ちゃんや更夜くんは大丈夫かしら?」
聖「大丈夫でしょう」
エリサ「おそらくね。それに、S組はしっかりとした食堂で食事をしているわ」
ユカ「そうなの?」
聖「S組は、ほとんどが貴族の子供で、この昼食の食事時でもテーブルマナーを守りながら食べているのよ。だから、騒いで食べていたら、周りから白い目で見られるわね?」
エリサ「そうね」
リク「良かったですよ。私には、毎回は無理ですよ」
エルフ「……………静かでつまらない食事は嫌い!こうして、聖達とワイワイと喋りながら食べていた方がいい」
エリサ「そうね。私もその方が楽しいわ」
ユカ「それを元女王様と現役の王女様が言う言葉なの?」
エルフ「?」
エリサ「勿論よ。ね?聖、マリア」
ユカ「拡散した」
マリア「エリサったら、私まで振るのかな…………?」
エリサ「マリアは、元女王と現役の王女でしょう?」
マリア「王女はともかく、元女王は、私の中で眠っている『マリア』でしょう?私は違うわよ」
エリサ「けど、『マリア』でしょう」
ユカ「私以外は全員が王族だったわね……………」
そう、私達は、ユカを除いて、全員が何かしらの王族の一族だったりする。
最初のコメントを投稿しよう!