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聖「残るのはお前だけだ!」
妖魔武器の剣先を皇帝に向けた。そして、小さな声でサトルに。
聖「サトル?お前は休んでいろ!その後私も休む。もうそろそろ、がぶり姉ぇ達やマリア達がここに来る筈だ」
サトル「分かった24時間(秒)後に」
聖「ああ」
サトルは空間に入った。
『人間ごときがこの余に勝てるか!』
聖「やってみなければ判らないぞ?あまり人間を舐めるなよ?」
『おもしろい事を言う』
そこにアジ・ダハーカの首が降って来た。
『た、助けてくれ………』
アジ・ダハーカは皇帝に助けを求めたが。
『フン。この役立たずが!イヤ、余の糧にはなるか』
皇帝がそう言うと、皇帝の体から黒いモヤような物体が出て来て、アジ・ダハーカの首に纏わり付いた。アジ・ダハーカに異変が起こる。
『や、やめ………ろ………』
アジ・ダハーカは、骨さえ残らずに黒いモヤに喰われた。
皇帝がペロリと口の周りを舐め回した。
そして、皇帝のパワーが向上した。
『ドラゴンを食せば力が上がるか』
言った同時にドス黒い魔力を発した。
『フハハハ!余の力が数倍に増加したぞ!』
聖「それはよかったな?で、そう言う奴程結局はやられキャラになるんだよ!」
『ほう?ならば、余の新たな力をお前で試して見ようか!!』
座っていた皇帝が瞬間移動し、私の目の前に現れる。
『死ね!人間!!』
腕を振り抜いて一閃するが、私は難なく躱す。
衝撃波が建物を破壊する。
『ほう?この攻撃を避けるか?大半の人間はこれで死ぬがな』
聖「あっそ?今まで弱い人間ばかりを相手をしていただけだろう?」
皇帝を揶揄する。
『お前もその1人だ!!』
聖「そうだな。お前に負ければ、お前よりも弱いとなるな!!」
皇帝の挑発を受け流す。
その間に私と皇帝は打撃をお互いに打ち合っているが、全てお互いに回避していた。
聖「やはり悪魔か。私の本気のスピードを全て回避するとはな」
『貴様?アジ・ダハーカの戦いは手を抜いていたな?』
聖「当たり前だ!あんな邪龍はただの前座に過ぎない!メインの貴様の前で本気を出せるか」
そう、コイツはずっと私達の動きを観ていた。
聖「フン!」
殴り合いから刀を出して斬りかかる。
『チッ!』
皇帝は間合いを取ったところで、ミカ姉ぇとがぶり姉ぇが率いる天使軍。そして、マリア達、空間で休んでいたサトルが一堂に会した。
マリア「お姉ちゃんお待たせ!」
聖「ああ、待っていたわ」
『この役立たず共が!!』
この光景を見た皇帝がそう悪態を吐く。
ミカエル「貴女がこの国の王ですね?この戦は私達の勝ちです!大人しく投降をしなさい!!いいえ、素直に滅びを受けなさい悪魔!!」
ミカ姉ぇはそう言い放った。
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