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マリア「えっ?この人悪魔なの?」
ミカエル「はい。悪魔そのものですよ。あの者からは悪魔の気配しかありません。悪魔があの女性の体を完全に乗っ取っていますので、元の人間は残念ながら既に死亡しています」
リク「では、死体を悪魔が操っていると?」
ミカエル「そうですよ!!さあ!本当の姿を現したらどうですか!!」
ミカ姉ぇは聖剣エクスカリバーを抜いて皇帝に向ける。
『くっくっくっ。ミカエルにガブリエルとその他の天使共か!!』
皇帝はそう言い、魔力を高め人の形から異形の形に変化をする。
マリア「凄い魔力だわ」
ルエル「そうですね。この魔力量は魔王級ですよ」
ミカエル「これはいけません!総員!!対魔力防御結界を!!」
ミカ姉ぇは、階級が低い天使達に皇帝の魔力を浴びせないように魔力での防御結界を命じた。
天使達も皇帝の魔力量を見るなり、慌てて協力して結界を張る。
そして、皇帝の変化が終わる。
ガブリエル「この姿は、魔王ベルゼブブ!!」
ミカエル「皇帝は魔王ベルゼブブに乗っ取られていたのですか」
ベルゼブブ「フフフ。我は魔王ベルゼブブ!!偉大なる大魔王サタン様の右腕なり!!」
ベルゼブブは威圧をするように更に莫大な魔力を発した。
『くっ!?』
ガブリエル「地位の低い天使達は下がりなさい!!この攻撃的魔力をまともに浴びればただではすみませんよ!!上位の天使達は防御結界をもっと高めなさい!!」
ヒルド「魔王ベルゼブブかえ。しかし、おぬしはなぜ大魔王サタンを復活させるのじゃ?おぬしもあのサタンの大暴走を忘れた訳ではあるまい」
ベルゼブブ「フハハハ!!大魔王サタン様のやる事は絶対なのだ!大魔王サタン様が全ての滅びを望むならば、我々はそれを喜んで受け入れるのが、大魔王サタン様から生まれた我々の使命だ!!」
ベルゼブブは力説をしていたが、ここに居る誰にも心に浸透しない。
サトル「滅びたいなら、お前1体でやれ!!ここに居る全員は、そんな化け物の犠牲にはなりたくないからな!はっきり言うとお前は迷惑以外何者でもない!!」
アルクェイド「そうね。私は大魔王サタンなんてモノは知らないし、私は誰からも縛れずに自由に生きたいわね。だから、貴方はここから消えて頂戴!!邪魔だわ!!」
サトルとアルクェイドの言葉にベルゼブブ以外の全員が同調する。
ベルゼブブ「この痴れ者共が!!良いだろう!!大魔王サタン様の復活の前に貴様全員、大魔王サタン様の生贄にしてやるわ!!」
対ベルゼブブの戦いが始まった。
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