決戦

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 ベルゼブブ「貴様ら!!許さんぞ!!」  しかし、怒り心頭だった。  ミカエル「だからなんですか?許さないのは私達の方ですよ!!大魔王サタンなんて復活したら、この宇宙全てが消滅をしてしまいますよ!あなたはそれが分かっているのですか?」  激高するベルゼブブをミカ姉ぇは受け流し逆に問い質した。  ベルゼブブ「バカめ!!大魔王サタン様が我々の偉大なる父ぞ!その父が全て滅べと仰っておられるのだ!父から生まれた我々全ての者達は父の言う通りに素直に滅べば良いのだ!!」  と、言った。  ミカエル「なんと愚かな考えを!!ベルゼブブ!!あなたには自分自身の考えがないのですね?ただ、大魔王サタンの言いなりに成り下がった愚か者はこの世界で生きて行く資格はない!!ベルゼブブ、あなたは大人しく亡ぶべきです!!」  ヒルド「ミカエル殿、こやつに話すだけ無駄じゃ。妾達はこやつをさっさと亡ぼせばそれでカタが着くのじゃ!」  ヒルドさんも怒っている。  マリア「そうだよ。魔王だかなんだか知らないけどさ。そんなに滅びたかったら自分自身で勝手に滅べば良いのに、関係がない私達をも道連れにするのはお門違いよ!!私はお姉ちゃん達と生きていたいわ」  マリアがそう言った。そして、  ガブリエル「そうですね。マリアさんの言う通りですよ。ベルゼブブよ!!滅ぶのなら、あなただけ誰もいない場所で静かに滅びなさい!!あなたは大迷惑な存在ですよ!!」  と、がぶり姉ぇがそう言った。ベルゼブブが。  「ふん!やはり、凡人には理解力無しか………ならば、ワシが、自ら貴様らを滅ぼしてやろう!!なあに、やがて全てのモノが滅ぶのだ!ただ早いか遅いの違いだけだ」  そう言って、ベルゼブブは高笑いをする。  サトル「なに高笑いをしている?俺達と貴様の意見は永遠と合わないようだな。ならば、もう、結構だ!魔王ベルゼブブよ!!皆が言うように貴様が滅べ!!貴様が滅べば、まだ、この世界や宇宙全体が平和になるだろうな!!」  俺がそう言った。そこに姉貴が空間から出てきた。  聖「お待たせ!時間稼ぎ、ありがとう」  そこにはフルパワーの姉貴の姿があった。  マリア「お姉ちゃん」  リク「お姉さま」  エルフ「………聖」  3人が姉貴にくっ付いた。いつもの光景だな。  聖「ああっ!!鬱陶しいわ!!」  姉貴は3人を引き離した。  マリア「お姉ちゃんのケチ!」  エルフ「…………聖のいけず」  聖「エルフ?貴女はいつどこでそんな言葉を覚えて来たの?」  エルフ「………ヒ・ミ・ツ」  ガブリエル「4人共、いちゃつくのは、この戦いが終わってからにいくらでもいちゃついてくださいな」  がぶり姉ぇが怒っているぞ。  姉貴達もコクコクと首を縦に振っているだけになっているぞ。  で、ベルゼブブが姉貴達を見て呆れ顔になっているような感じだ。おそらく、『なんで、俺はこんな奴らと戦わないといけないんだ?』と、思っているぞ。
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