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聖「死ね!!この害虫が!!焔暫烈拳!!」
姉貴が更に炎を纏った拳で連続で殴りつけている。姉貴が殴れば殴るほどにベルゼブブの身体が燃え出していた。
聖「ああっ!疲れるなぁ!!お前がさっさと滅ばないからだ!焔幻影脚!!」
姉貴は拳から脚に器用に切り替えて攻撃を続けていた。ベルゼブブは最早風前の灯の状態だが、悪魔だからか、なかなか息が絶えなかった。
姉貴がベルゼブブを蹴り飛ばした。
姉貴に蹴り飛ばされたベルゼブブは何回転と転がり、よろよろの状態で立ち上がり。全体火傷状態の上に羽もボロボロになっていたが、
ベルゼブブ「貴様!調子に乗るなよ!」
そう言いながら、ベルゼブブのその身体は瞬時に回復した。
聖「フン!!回復魔法を使っても、貴様は既にボロボロに過ぎん」
ベルゼブブ「フッフッフッ。それはどうかな!我がグヘ!?」
姉貴がベルゼブブを容赦なく殴った。
聖「バカか貴様は?敵のパワーアップを待つヤツが何処にいる?そんなのは、Web小説や漫画、戦隊ヒーローの話だけだ!阿保が!!さっさと死ね!!この害虫が!!」
と、姉貴はベルゼブブに対して乱舞技を次々とベルゼブブに浴びた。乱舞技をやるたびに、炎、氷、雷、水などの付属魔法を付けていた。
ヒルドさんが、
「皆の者!戦う準備をするのじゃ。いくら聖でもスタミナ切れを起こす。ベルゼブブに回復させぬ為にも攻撃をするのじゃ」
『了解!!』
ヒルドさんは、姉貴の状態を良く見ているな。ベルゼブブを容赦なくやれるのは、姉貴の力量が俺達よりも桁外れだからだ。だから、俺達は今まで手を出さなかったが、姉貴の体力回復の時間稼ぎをしないとな。
聖「疾風迅雷からの九牙裂覇からの真滅昇龍拳!!」
と、姉貴はベルゼブブに対して次々と技を繰り出していたが、ヒルドさんが言ったように、肩で息をしている状態だったが、姉貴は息を整えて。
聖「バスターウルフ!!」
姉貴は落ちて来たベルゼブブを狙い撃ちをし、ベルゼブブを吹き飛ばした。
聖「ゼーゼーゼーゼー………」
息が荒い。姉貴は完全にスタミナ切れを起こしていた。
ヒルド「聖よ!お主は空間で休んでおれ!」
リク「時間稼ぎは私達がやります」
サトル「ヤツを完全に倒せるのは、姉貴だけだ!さっさと休んでこいよ!」
ガブリエル「そうですね。私達がしっかりと時間を稼ぎますので」
聖「皆………ごめん!十秒だけ休んでくるわ」
マリア「任せてお姉ちゃん!」
アルクェイド「十秒位持たせるわよ」
聖「ああ。頼んだ」
姉貴は空間に入った。
これから、十秒間の死闘が始まる。
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