決戦

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 ルエル「皆さん!行きます!!」  ルエルさんは、魔力を最大にして、攻撃、防御、素早さの補助魔法を俺達にかけた。  ミカエル「ガブリエル!!」  ガブリエル「分かっています!!」  『シンクロ・連斬』  ベルゼブブに向けて技を仕掛ける。  ベルゼブブは瓦礫から這い出てくる。  ベルゼブブ「おのれー!!よくも………なっ!?」  ベルゼブブの目の前には、ミカ姉ぇとがぶり姉ぇがいた。二人は、這い出て来たベルゼブブを連続で斬り裂く。  ベルゼブブ「ギャアアア!?」  完全な不意打ちにベルゼブブが悲鳴を上げる。  ヒルド「あるじ、アルクェイド、サトルよ。参るぞ!!」  『新闘気術!!』  「本気を出す!!」  「喰らえ!!」  俺達4人の同時攻撃。  ベルゼブブが回復させる隙を与えるわけにはいかない。  俺達4人でベルゼブブをタコ殴りにした。  更にがぶり姉ぇ達も斬り刻む。  ベルゼブブ「貴様ら!調子に乗るなよ!喰らえ!」  ベルゼブブが攻撃を仕掛けてくる。  が、  マリア「皆!避けて!奥義【フレイム・エンペラー】!!」  エルフ「………テンペスト・トルネード!!」  マリアとエルフが同時魔法攻撃をする。  マリア・エルフ「「合体魔法【インフェルノ・テンペスト】!!」」  ベルゼブブ「ッ!?先ほどの魔法と違うのか!?」  ベルゼブブは忌々しい表情を見せた。  ベルゼブブ「【コキュートス】!!」  ベルゼブブも先ほどよりも強力な氷系の魔法を放った。  双方ともに拮抗していたが、ベルゼブブが魔力を上げる。  が、ベルゼブブは一体に対し、俺達は多数だ。  サトル「させないぜ。フィンガーファイブボム・炎火(えんか)・紅蓮地獄!!」  俺は五つの炎を出し、ベルゼブブの周りに五つの炎で五芒星の魔法陣を絵描き、そこから、炎のドームでベルゼブブを包み込んだ。更に、マリアとエルフが放った魔法も加わり激しく燃え上がった。  そして、姉貴が出てきた。  聖「これは、決まったな」  サトル「ああ、普通はフラグだが、この紅蓮地獄はベルゼブブが死ぬまで消えない。更にマリアとエルフの魔法も加わっているからな。いくらベルゼブブでも転移魔法も使えないだろうよ。だが」  聖「ああ、ベルゼブブを完全に殺すのは、私の指弾術しかない。今がチャンスだ」  そう、ベルゼブブを完全に滅ぼせるのは姉貴の指弾術だけだ。姉貴は、指弾術を構えた。   ○●○  一鬼「あらら?魔王ベルゼブブとあろうものが、一人に対して手も足も出ずにいいようにタコ殴りになっていますわね?」  闘鬼「あの女、やはり、ただ者ではなかったか。しかし、常日頃からあの圧倒的威圧感を振り撒いていた皇帝を一方的に圧倒しているとはな………」  闘鬼は信じられないという表情をしていた。当時の闘鬼は皇帝に絶対に逆らえないようになっていたが、今の闘鬼自身は気付かなかった。  ターニャ「あの者が、魔王ベルゼブブを上回るだけの力を持っているということでしょう。予定通り、ベルゼブブが死ぬ直前まで待ってから回収しましょう。あれでも魔王の一角ですので、魔王が欠けてしまえば、魔界に混乱が生じてしまいます」  三体は、聖達に悟られない距離で高みの見物をしていた。
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