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マリアの話を聞き終えた女悪魔は。
ターニャ「そうでしたか。貴女はわたくし達の娘を大事にしてくれているのですのね?」
私に話し掛けた。
聖「マリアは私の大切な妹の一人だからね。危険な目に遭わせないようにはしているさ」
ターニャ「アナタ?聞きましたか?わたくし達の娘は、大切に育てられていましたわ」
闘鬼「ああそうだな。あの者にマリアを預けて正解だったな。本当のマリアは、お前と同化をしてしまったが、それでも、我らの娘マリアが生きながらえているのだからな。父としては喜ばしくこの上ない」
ターニャ「そうですわね。さて、わたくし達は、魔王ベルゼブブを連れて魔界に帰りますわ。二度と、会わない事を願いますわ」
一鬼「次に会う時は、三大大戦争の時。その時は、先ほどの借りを何十倍にして返しますわ!首を洗って待っていなさい!」
と、ヒルドさんに向けて宣戦布告をした。
ヒルド「フン!三流悪魔が何を言うておる。返り討ちじゃ!」
ヒルドさんも言い返した。
ターニャ「そうですわね。三大大戦争が起こり、あなた達を戦場で見かけたら、わたくし達は、わたくしの娘だろうと敵として容赦なく殺しますので」
にっこりと微笑んだ。
聖「本来はそうだろうね。私達は神と天使側。そして、あなた達は悪魔側だ。交わる事なんかそうそうない敵同士だ。共闘するのは、大魔王サタンが復活した時だけさ」
ターニャ「そうですわね。でも、その共闘もない事を願いますわ」
聖「そうだな」
そうなったら、この宇宙が終わる時だな。
ターニャ「では、おさらばです。マリア。人間として長生きしなさい。もし、悪魔になりたかったら、わたくし達の元に来なさい。いつでも歓迎しますわよ」
そう言って、三体は、マリアの返事を聞かず、魔王ベルゼブブを連れて魔界に帰って行った。イヤ、マリアの返事は最初から決まっているか。それが分かっててあえて言うとは、さすが悪魔だわ。
サトル「終わったな」
ルエル「はい。終わりましたね」
アルクェイド「なら、ここにいても仕方ないわよ。王国に帰りましょう」
聖「ああ帰ろうか」
リク「はい!」
マリア「うん!」
天使達は、事が済んだので直接神界に帰って行った。
私達は転移魔法でファーネリア王国に帰ったのだった。こうして、ナチ帝国との戦争は幕を閉じた。
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