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その時です。リリーン、リリーンと大きなベルがなりました。
「翔くん、汽車がでる時間だ!さあ、行こう!」
「えー、まだ、遊びたいな!」
「ダメなんだ。」
「どうしても?」
「うん。」
「また、遊べる?」
「遊べるよ!」
翔は、ルビーに別れを告げて、汽車に乗りました。
汽車は、雲の下をくぐり、
下へ下へと降りて行きます。家が見えてきたと思った瞬間、翔は、雲にくるまれて、自分の部屋にもどりました。
窓から外を見たら、真っ白な汽車が、空を走っているのが見えました。その汽車は、雲でできていました。
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