暑いときには涼しい青が

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暑いときには涼しい青が

ミーンミンミンミンミンミーンミンミン… あー暑い暑いー 扇風機じゃもう無理だわー。早く冷房買わないと…。もう限界だー! もうさっさと冷房買いに行こ。嫌でも外に出ないと…。ほんともうー明日行こっかなー 暑いなー はぁ…… もういいや、すぐ地下鉄乗ろうー 今日は運がいいな!、ちょうど地下鉄が来た。 さあー、涼しいかな? 扉が開くととても涼しかった、 うわぁー!!涼しい風が気持ちいいー! あぁやっぱり冷房っていいなぁー! と、思いながら私は何も考えずに座席に座る。 「ちょっとーお前話聞いてんのー?」 「…。zzz」 「はーるーなー!陽菜さーん?寝てんの?起きろって!」 「ん、?」 「あーやっと起きたー、陽菜…寝てたでしょ?」 「えー?そんなことないって!!!寝てないもーん」 「あっそ、じゃあ俺の話覚えてるか?」 「え…、、えっとー覚えてるもん……………だーくんごめんね!覚えないっ!」 「はぁーやっぱりな。」 「え。だーくん怒ってる?ほんとにごめんね?許して。」 「大丈夫だって、俺は陽菜のこと嫌いになったりしないからー」 「もーうーだーくんやめてよぉー」 うわぁー暑い暑いほんとに暑い。 もうちょっと小さい声でやってくれないかなー ほんとに不快になるわーありえない。 まあ、失恋したばっかりだから仕方ないよね。 私の好きだった人も…。 あんな風に彼女とイチャイチャしてるんだろうね… はぁー。なんでかな… 考えるだけで頭痛くなってきたわ… せっかく涼しい地下鉄に乗ってるのにな… まあ、この席に座った私が悪いんでしょうかね。 あーでもやっぱり暑いよもうー! 早く涼しくなりたいの一心で私は地下鉄を降りたあと、急いで歩いた。 そしたら、すぐ目の前は電気屋さんだった。 自動ドアが開いて入ると 「いらっしゃいませ」と言うカッコイイ声が聞こえた。 その声の持ち主は、 青い服を着たイケメンの店員さんだった。 え、めっちゃカッコいいじゃん! 「いらっしゃいませ、お客様どうされましたか?」 「お客様?大丈夫ですか???」 あぁ、イケメンさんー 「お客様!お客様ー!!!」 え、私…? なんかしたっけ?
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