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毎年のように繰り返される最高気温の更新、もう聞き飽きた。
雨も降らず日が沈んだあとも風一つない蒸し暑い日々が続いている。
こんな暑さじゃみんな仕事が手につかないのは同じだった、それに加えて熱帯夜が続いたこともあり十分に休息を取れていなった。
もういつ倒れてもおかしくない、そんな状態だった。
いつものように残業をこなし帰ってきた頃には日付が変わっていた。
シャワーをあびてベットに崩れ落ちる。さあもうあとは寝るだけだ。
ゆっくりと体が重くなっていく、目を押しつぶされるように、首を押しつぶされるように...
首?違和感を感じた俺は目を開けた。
そこには妻がいた
妻は恐ろしい形相で私を首をしめている
俺は体をよじりその腕を振り払おうとした
殺してやる....殺してやる...
その声が耳にねっとりとへばりついてくる。
意識が遠のき視界が白く包まれていった。
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