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・・・・・・どうしよう。声質は違うけどぶっきらぼうな喋り方と意地悪っぷりに、ものすっごい既視感を覚えてるんですけど 「変質者さん?」 「座ってろ。いいか騒ぐなよ、隠れてる意味がなくなっちまう」 僕の変質者発言をさらっと無視して、男が座ってろ、指した場所に先客がいた。ミニライトで踏みしめた草を照らすその子は、体育座りした膝に頬をつけ邪魔、言いたげな目を僕に向けているような気がした。この子、緊張してるのかも。僕が腰を下ろすと、女の子はライトを消した 「こんばんは。明かり、ありがとう」 「チッ」 うわ、舌打ち。フン、鼻を鳴らした女の子が勢いよくそっぽ向いたみたいで、ベチッ、髪に腕を叩かれた。どうして僕がこんな目に遭わなきゃなんないわけ。くそー、暗い茂みに放り込みやがって。女の子の隣から動けないじゃないか 「お前一人か?」 ぐるっと公園を見回っていたっぽい男が戻ってきた。声のした方向に顔を向けた僕に男は 「そうだよ」 「ちょうどいい。この子を近くの交番まで届けてやってくれ」 とんでもない依頼を言いつけてきた えー、嫌だ 「嫌よ!」 大人の僕が心で思うだけで、口にするのは我慢した不満を口にした女の子は手で、僕の腕をペしんと叩く
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