4. Some Might Say(サム・マイト・セイ)

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* * * * *  七海が瞼を開けると、見慣れた自分の部屋の天井が目に飛び込んできた。 (――何だ、夢か)  七海は起き上がると、枕元の目覚まし時計を見た。  まだ、早朝の5:28だ。  もう一度寝ようと七海は頭から毛布をかぶった。 (――でも、未だにあんな夢を見るなんて)  七海が目を閉じると、瞼の間から涙がひと滴、頬を伝って落ちた。
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