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話は変わりますが、秋良とレインは紙一重。同じようでいて同じではない、鏡に映るもうひとりの自分。光と影、陰と陽。太陽と月、日向と日蔭です。
ショタ青年という枠組みは変わらず、それに肉づけをしていった感じです。秋良が正統派なショタであれば、レインはやんちゃっ子ショタ。
妙なところで男気を発揮するのは同じ、ですが秋良は穏やかな少年に少女のエッセンスを、逆にレインは勝気成分を配合しました。
一人称はともに「ぼく」とひらがなで表記。ごめんなさいを「ゴメンなさい」と半カナ使い。違うのは「あること」の「こと」を秋良に限っては「コト」とカナ表記。
同質と相違を組み合わせ、ひとりでふたりの人物を創りだした次第です。
これにてイケ部本編、アナザーストーリーともに完結しました「ようこそ! イケメン部へ」。以降は新作を発表することは予定になく、今作品にて完全完結とさせていただきます。
ですがまだ「BL戦隊イケメンジャー」ネタを隠し持ったままでございまして、いつの日か形にできればいいなと野望は捨てきれず。
いっそのこと誰かパロディーにでもしてくれないかしらと思いつつ、レインとあおいの心は秋の空ということで、ふと思い立ち書くかもしれません。
その折はまたご愛顧のほど。
ちなみにではごさいますが、イケ部本編3「Grand Finale」に独自の時間軸にて進みますサポーター特典短編を書き起こしました。
併せてお楽しみいただけますと幸いです。
数々のキャラクターデザイン、表紙イラストを手がけて下さいました深月 くるみさん。イケ部はみづきさんがいたからこそ活躍することができました。
そしてシリーズを通し応援して下さいました読者様。温かなコメントやスターを頂戴しまして、イケ部を書ききる動力源を得ることができました。
ほんとうに有り難うございました。
あおい作品BLカテゴリでも初期の作品イケメン部。いつまでも心に残る思い出深い小説を生みだすことができ感無量です。
どうぞ心の片隅にイケ部のメンバーを住まわせてやって下さい。
それでは。ながいおつき合いを有り難うございました。あとがきを終わりたいと思います。
皆様に感謝をこめて───
2019年1月16日 あおい 千隼 拝
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