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「ちょっとマッシーモ、トイレ長いー」
「おしっこでしょー?長いー」
みのに続いて、すえちゃん、わたちゃんと顔を出す。
皆デリカシーがないとマッシーモは思った。
目を覆った指の隙間から覗いてみると、皆ウィンドブレーカーを着込んでいる。
「おーい、どしたマッシーモ」
「マッシーモ、大丈夫?」
マッシーモ、マッシーモ。
皆からそう呼ばれる。
マッシーモは自分の“まどか”という名前を気に入っている。
それなのに、付けられたあだ名はマッシーモ。
このあだ名すら何だか恥ずかしく思えてきて、マッシーモはとにかく“恥ズカシイ”一色に包まれてしまった。
『つーか有志とかいってさぁ、この人たち好き好んでよくやるよな』
『恥ずかしくねーのかな』
「やりたくない」
座り込んだまま、マッシーモは呻くように言った。
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