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次の瞬間、ドアが乱暴に開けられ、タケルは驚き身を引いた。
そして出て来た高支那とまともに視線を合わせてしまう。
だが高支那は動揺したタケルとは逆に、なぜかうっすらと笑っていた…ような気がした。
高支那の後ろには、一人の女子生徒が強く腕を掴まれ佇んでいた。
何が起こったのかと一瞬呆然としたタケルだったが、高支那はすぐに冷めた表情を作ると、掴んだ女子生徒を廊下へと放り投げた。
「キャッ!!!」
女子生徒は悲鳴と共に両膝と両手を床につき倒れ込んだのだった。
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