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そのあまりの乱暴ぶりに、タケルは見知らぬ女子生徒を庇うようにして高支那に向かって怒鳴った。
「危ないだろっ!!」
しかし高支那はまったく悪びれた様子もなく、タケルを涼しげにひと睨みしただけだった。
しかも更にタケルを驚かせたのは、女子生徒の言い分だった。
「もう!痛いじゃない!せっかく好きだって告白したんだから、お返しにキスの一つもしてくれたっていいじゃない!」
高支那に向けて平然と言ってのける。
タケルはまたしても呆然。
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