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口では強がった事を言ってみたものの、まるで自分の心の中を見透かされたような高支那の物言いに、タケルは顔を強張らせるのだった。
そんなタケルの動揺を、高支那は見逃さない。
フッと妖しく笑うと、次の瞬間、信じられない行動に出たのだ。
なぜかタケルの唇に、強引に自分のそれを押しつけてきたのだった。
「…んッ……くっ…!!」
不意をつかれたタケルは、一瞬何が起きたのか理解出来ず、頭が真っ白になった。が、身体は必死に抵抗しようと藻掻いた。
しかし壁に強く押さえつけられ、両手を張り付けにされたタケルに、抵抗する術はない。
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