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2話~数少ない友人
雪と大地は自身たちが通っている高校、青湖高校に向かっている。
大地にとってこの登校している時間が憂鬱なことこの上ない。
何故、大地はそんなことを思うのか、それは自分のような見た目が不良のようなやつが、隣にいる幼馴染が自分でも認めざる得ないほどの美少女で、その幼馴染と一緒に登校していることが大地にとって憂鬱になっている理由であった。
自分の見た目を不良と称するのは大地は生まれた時から、眼つきが悪く、悪魔の生まれ変わりではないかと噂を建てられるほどで、看護師からさえも怖がられていた。
そして髪が生え始めたときにわかった事実があり、大地の地毛には部分的に金髪が生えている。
どうして部分的に金髪なのか、それは大地の両親も家系を見直して、外国人の血が入っているのかを確認したが、そんなこともなく、浮気の可能性も浮上し大喧嘩に発展したことがあった。
結局、理由が分からないまま突然変異かなんかであろうと大地はそう考えて今まで生きてきた。
そんなちょい金髪で眼つきが悪い、しかも身長も普通の男子よりも高めな大地は見た目だけで周りから距離を置かれ、友人なんて呼べるものは数える程度しかい
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