2話~数少ない友人

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なかった。 対して雪は、整った顔、名の通り雪のような綺麗な肌、髪はショートの黒髪で、身長は女子の平均より身長より小さく、すこしおとなしめの女の子だ。 学校では友達も多く、頭も良い、男子生徒が勝手に作った青湖高校美少女ランキングでは1、2を争うぐらい男子から人気がある美少女だ。  そんな不良と美少女が揃って登校するということは、当然周りからの視線浴びることになる。 女子からは畏怖の視線、男子からは畏怖混じりの妬みの視線を大地は独り占めする。 いつもこんな視線を浴びているので、大地はもうだいぶ慣れてはきたが、最初はもう雪と登校したくないと雪にオブラートに包んで伝えたが、雪は拒否し、今もなおこうして一緒に登校している。 二人は視線を浴びながら、校門をくぐり、校内の中に入っていく。 廊下でもすれ違う人たちに見られ、怖がられ、距離を置かれるということがいつもの日常のことなのでもう大地は気にすることも少なくなっていた。 二人は同じクラスなので一緒に教室に入っていく。 同じクラスといっても席は離れているので、教室に入った時点で二人は自身の席に向かい、雪は席に着くなり、雪の周
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