海底の王国

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パパの部屋から出たナンチュ君は、自分の部屋に戻る途中でママに声をかけられした。 ママは夕食の片付けをしていました。 「パパにきつく叱られた?」 「ううん」 ナンチュ君は首を横に振りました。 そうすると、ママはいつもの小言をつぶやきました。 「もう、パパったら甘いんだから。パパがビシッと言ってやらないからナンチュが甘ったれるのよ。そうだわ、私がかわりに叱ってやらないと!」 嫌な予感がしたナンチュ君は、少しずつ後ずさりして自分の部屋に逃げようとしました。 ですが、ママは背びれをつまんで離しません。 「待ちなさい、ナンチュ!」 小一時間の説教が始まりました。 こうなると、誰にもママを止められません。 ママはひたすら喋りまくります。 ナンチュ君は嵐が去るのをじっと待ちました。
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