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ナンチュ君はおうちへ帰りました。
おうちではナンチュ君のママが夕食を用意して待っていました。
「心配したわよ、ナンチュ」
ママはナンチュ君を抱きしめました。
あとは何も言いません。
ナンチュ君、ナンチュ君のママ、パパの三匹は、そろって食卓につきました。
貝殻の皿に盛り付けてあるのは、ナンチュ君の大好物ばかりでした。
食事を終えると、パパはナンチュ君に告げました。
「ナンチュ、お前に話があるから、あとでパパの部屋に来なさい。わかったね」
「はい」
ナンチュ君は頷きました。
(きっと、きつく叱られるぞ)
学校を無断でさぼった件で、パパはきっとカンカンに怒っているに違いありません。
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