プロローグ 詩人と日の出

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早朝、まだぼんやり暗い時間帯に砂を蹴るジャリジャリと云う音。手に紙とペンを持った男が一人歩いている。男の後ろに聳え立つ山から少しずつ差す光が陰をつくった。男は光の差す山の方にゆっくりと振り返り何かをかきはじめた。「今日も天気がよくていい一日になりそうだ」と呟きながら。
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