サマー

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いるから買いたい…。ふとレジをみると小学生がお使いでビールとハイライトを買っていた…。うわ?そんな事2018年じゃ絶対に無理だよなぁ。たかだか25年前なのにまるで違う国に来たみたい。そんなタイムギャップを体感している時コンビニの店にSummerOf69が流れた。シンデレラの12時の鐘が鳴り響く様にマイカの体中にブライアンアダムスの歌声が駆け巡る。あ…もう帰るのかぁー。後もう少し…出来れば一晩…あ?。こちらに来る時よりは緩やかに、やんわりとマイカは失神した。 驚きのタイムスリップかから一週間が経って、マイカは1993年の夏が忘れられずに悶々と2018年の夏を過ごしていた。家でも移動中にも何度となくSummerof69を聴いたのだが特に何も起こらない。もしかしたらと他の懐かしい曲も聴きまくったが何もおこらない…。そんな時フェイスブックメッセージと友達申請が届いた。友達登録していない人物… 須藤卓也…え!卓也?…あまりフェイスブックは熱心にしていないが、以前高校の友達を探したりしていたので自分も旧姓で登録していたから卓也の目にもとまったのだろう。あまりにもなタイミングにマイカは身体は45歳のまま二十歳になってドキドキした。恐る恐る卓也のフェイスブックのページを覗くと昔と変わらぬ日焼けした肌以外別人の卓也らしき人物の写真と、プロフィールがあった。まだ趣味でバンドをやっている事…まだ独身である事…。マイカは卓也からのメッセージを読む事無く申請を断りフェイスブックの公開の範囲を設定し直した。     
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