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「池手名さん、受け付け、やっとあきらめてくれましたか?」
「違うんだ山本、今、そっちにドローンが飛んで行かなかったか?」
「ドローン?」
「ああ、おそらく、この病院を管理してる人が中の様子をチェックするめたに飛ばしてるんだと思うんだが…」
「池手名さん、どういうことですか?」
「僕が受け付けの人を呼んでるとき、きみたちのいる方向から何かが飛んできたんだ、僕の目の前で止まったから見てみると、何か青白い光がゆらゆら浮いてたんだよ。僕は見た瞬間思ったね。ドローンだって。まあ、それはそうだろうね。定期的に監視しとかないと不審者が入ってきてもわからないからね」
「それ…」
ゆりこが青ざめていく。
「池手名さん…それ…ドローンじゃないですよ…」
倒れそうになるゆりこを支えながら山本が言った。
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