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カール王子がたしなめています
金塊なのに、そんなもの扱いですよ
「くっそー大金持ちになれるのに」
「もったいねえ、もったいねえ」
王族の言葉は絶対である、2人は王子に促されて甲板にあがる
俺は収納袋に入れようかと袋の口を開けるとマイケルに手を叩かれる
「ウキキ」
止めろと言ってるのかもしれない
しかし畜生の意見なぞスルーするとアイりちゃんが腕にしがみつく
「持って行かない方がいい?」
アイリちゃんに聞く
「これは駄目な物です」
耳を伏せて尻尾を巻いている
「わかった、行こう」
アイリちゃんと甲板に向かう
マイケルが俺に中指を向けてやがる
甲板は混乱していた
カール王子を守る様に戦う船員達、船長も上がってきている
盾を構え剣を持つミリアちゃんの姿も見える
上空には飛びまわる護衛の魔術師達
ミリアちゃんが俺達に気が付いたようである
カール王子に何かを告げて俺達の所に駆け付けてきます
空間をつないだ拡張バックは既にミリアちゃんに渡してある
しかし急いでいたのか寝巻に剣と盾である、俺達を守る様に前に出る
後ろから腰を触りたくなるが自重する事にする
「ミリアちゃん起きたの?」
「はい、アリサさんに起こしてもらいました」
「こんな場所に来るなら起こしてください」
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