23人が本棚に入れています
本棚に追加
私は世間様で言うところの不登校。
何故不登校になったかなんてあまり記憶にない。
ただイジメられたとか仲間外れにされたとかではない。行くのが面倒であまり行かなくなり今に至る。みたいな感じだったと思う。
アニメが好き、漫画が好き、ゲームが好き、そんな私は引きこもりが性に合っていたらしい。
一日中部屋にいて好きなことをする。
こんな幸せあってもいいのだろうか。
でもたまに、ほんのたまに思うことがある。
特にラブコメのアニメとかを見ている時に思う。
主人公たちはすごく楽しそうに学校に通っている。
それが羨ましかったりする。
でもそれは美少女が集まって1人の男の子を取り合ったりする中でちょっとHなハプニングがあったり、その中で力を合わせて何かを成し遂げる為に頑張っているからであって、つまりはご都合主義なわけで実際はそんなに楽しいわけがない。
だから別に学校に行こうとは思わない。
私はここで過ごすのがいい。
流石に眠たくなってきた。
時計に目をやると2時40分を指していた。
カーテンを開けると既に真っ暗。
私は眠気に身を委ねて意識はゆっくりと消えていった。
最初のコメントを投稿しよう!