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「で、どちら様で?」
「だからクラス委員。」
あー、そうだった。
ナツミとか言ってたって。
柔らかいおっぱいの感覚で全てを忘れさせられていたよ。
「これプリント。」
「あ、ありがと。」
こんな風に誰かが家にプリントを持って来てくれるなんていつ以来だろう。
多分小学校の頃が最後な気がする。
「で、体調は大丈夫?」
「体調?」
あー、そっか。そうだった。
体調が悪いと言う理由で学校を休んでいたことをすっかり忘れていた。
「朝に比べたら大分楽になったよ。」
「明日からはこれそうかしら?」
「明日にならないと分からないかな。」
「そう。」
明らかにしょんぼりとした顔で下を向かないで?
ちょっとだけ悪いことしたなって思ってしまう。
「じゃあ私はこれで。ゆっくり休んで早く学校に来てよね。」
「おー。」
ナツミはそう言って帰っていった。
あー、しまった。
もう一回揉ましてもらえばよかったなー。
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