92人が本棚に入れています
本棚に追加
「よかった…。あのお店いいな。また来れたら来よう」
「他のも見て行かなくていいんですか?」
「今日はいいの。これ、一目惚れだったから」
「残ってて良かったですね」
「うん。コウキくんのおかげ。ありがとう」
「何もしてませんって。あ、何食べます?」
レストラン街に着くと、何軒かお店が並んでて迷う…。もう2時近くで、お客さんもまばらだった。朝、オニギリ1個だけだったからガッツリ食べたいけど…。
「コウキくんの食べたいものでいいよ?」
そりゃもちろんセンセ……なんでもない。
「カツ丼とか食いたい」
「あ!いいね!私もお腹減っちゃって」
センセイがカツ丼…。でもこの前、大盛りの海鮮丼ペロリと食べたからなぁ…。
とんかつ屋に入って、カツ丼を頼む。センセイはさすがに並盛りだった。遠慮してんのかな?
「あ、今日ログインしてないや。ちょっといい?」
「いいっすよ。俺もしてなかったから。あ!さっそく映画特典のアイテム見ましょうよ!」
「そうだね!」
2人でスマホをいじる。特典アイテムは、たいしたことなかった。
「なんか中途半端な武器だね。私は使わないかな」
「あ、でもここ見てくださいよ!こう進化させると、武蔵限定武器になるらしいです!」
「何よソレ~!!ズルい…」
最初のコメントを投稿しよう!