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「え?ナニ?喧嘩売ってんの?鼻にポテトぶっさすわよ?」
「いい、トメ子ちゃん?仮に一週間後に隕石が地球に衝突して、世界が滅びるとするじゃない?そんな状況下に置かれてさ、切ないラブストーリーなんかあると思う?」
「いや、そりゃあるでしょ?」
「あるわけ無いでしょ、そんなの!一週間後に地球が滅びるなんてニュースで放送されてみなさい!非モテのブッサイクな男どもが我先にと、女の子に襲いかかるわよ!」
「そう言われればそうかもね。犯罪なんか多発しそうだし」
「まさに阿鼻叫喚の地獄絵図!でも一番悲惨なのは、野獣化した男どもにすら襲われることのない、ブッサイクな女の子!そう、トメ子ちゃんみたいな子ね!」
「……」
「フゴッ!?」
「鼻にポテトぶっさすって言ったわよね?」
「ごめんトメ子ちゃん!ちょっと調子に乗ってた!」
「分かればいいのよ」
「でもさ、世界の終わりで切なさを感じるのはブッサイクな女の子だけじゃない?可愛い女の子は逃げるのに必死で、切なさなんか感じてる暇は無いんだから」
「…つまり、何が言いたいの?」
「つまり、世界の終わりを舞台にした切ないラブストーリーを募集してるってのは、別冊フレンドの読者がブッサイクだって事なのよ!」
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