プロローグ

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「…む。川柳とな。」 目を細めてプリントに印字された大きめの字を読む。 …友爺も随分目が悪くなったなぁ。 プリントの中身を真剣に読む、我がじいちゃんをぼんやり見つめる。 「…ふむ。確かにこれはお前さんには難しいお題かもしれんなぁ。」 「そうなんだよ…」 読み終えたことを確認し、プリントを再度受け取る。 「今日からちょくちょくお題を変えて宿題として出されることになったんだって。」 縁側に横になり、肩肘をついて顎を手に乗せて悪態をつく。
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