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結婚までの道のり

「うわぁぁまた間違えた！！！」

「いい加減にしろよ…」

我が家のリビングにあるダイニングテーブルで、わたしとつかさくんの前に加藤先輩が座っている。

三枚目の婚姻届の証人欄を加藤先輩が書き損じて、つかさくんは怒り爆発寸前だ。

「マジごめん！！」

「次間違えたら証人クビな」

「そんなこと言うなよ、松永ー！！」

去年加藤先輩が結婚したとき、つかさくんが加藤先輩夫婦の証人になった。

だから加藤先輩もぜひわたし達の証人になりたいと申し出てくれたのだけど、一向にわたし達が記入するまで回ってこない。