三章 酒合戦

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枡で一杯 白鷺 美紀飲めば 枡で三杯 河原 伸一青年 飲み 次は 青年 枡で六杯行けば 白鷺 美紀 二杯飲むと 酒合戦 続いているうちに 白鷺 美紀 いきなり「あのさぁ その飲み方 楽しい? ちゃんと味わってる?」と つまみの山菜頬張りながら 言うと 河原青年 なぜか 動揺したようになってしまい「ぐちゃぐちゃ言ってないで 次いくぞ 」と再び 枡で九杯 いっては 「どうだぁ あんた 三杯イケるかぁ~!」と言い切りますが。。。。。 白鷺 美紀 なんのその くいっくいっと 三杯 立て続けにいっては「ああ この味わい 深いなあ 山菜とよく合うねえ」と言っては 続けて 三杯また いってしまいました それを見た 河原青年 「何ぃ 六杯まともにいきやがったかぁ けっ~!いっちゃるぅわぁ!」 と 九杯をなんとか飲んでる最中 私 気がついては 所長に 目線で 白鷺 美紀のバッグの位地を教えるや。。。。。 所長も「おいおい 白鷺くん キミ 酒護霊の徳利 使ってないのかぁ!」 そうです なんと 白鷺 美紀嬢 あの徳利をいれたバッグが 彼女から全然離れた場所にあるし そこから あの酒護霊の霊力感じられてるし それを聞いた 当の白鷺 美紀 「あはは バレたかぁ! だってこんな美味しい焼酎 勿体ないじゃないですかぁ あはは」と言っては 「おい青年 なんで そんなに苦しそうに飲んでるんだよぉ バカじゃないのぉ そんな飲み方 焼酎に お酒に失礼じゃないのぉ もう辞めちゃいなさいよぉ~!」と決めつけるや それを聞いた 河原青年 何故か 枡を手に持ったまま 止まってしまい ぶっ倒れてしまいました 「所長~! あたしのバッグから さっきの徳利出してぇ」 と  そうです 酒合戦 白鷺 美紀の勝利となりました で すぐに 酒護霊の宿る徳利を転がってしまった河原 伸一青年の胸の上でポンっと叩けば あっという間に アルコールが抜けては  ボケッとした 青年の目の前に なんと 郡山八幡神社近くに埋まっている甕が 出現しては そこから龜の精がゆらゆらと沸き上がってきて 「あはは 愉快愉快 こんな楽しい酒合戦 初めてじゃぁ 娘子 お主 本当に呑むの好きなんじゃなあ!」とそこにいる全ての人に聞こえる声で言えば 今度は 河原青年の胸の上の 徳利より出現した酒護霊もまた
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