三章 酒合戦

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そして 我々は 翌日 皆に見送られながら 鹿児島空港へ 東京へと戻って来ました 「いやあ しかし 白鷺くんがあれほど うわばみだったとはのぉ」 「所長 うわばみなんて嫌ですよ」 「白鷺ぃ お前さん 少年の憧れの的から一気に転落してたぞぉ」 「磯田さん なんですかぁそれぇ ったくぅ 二人して 私に酒合戦させたくせに」 「でもねえ あの河原少年の引きずった顔 見せたかったねえ 河原青年をやっつけても まだ 焼酎飲んでるんだもん あんたぁ あはは」 「ええ でも 磯田さんだって あの焼酎美味しいってあのあと 結構飲んだじゃないですかぁ」 羽田空港から 地下鉄を乗り継いで買える最中 ずっと馬鹿な話が続いては 「あの金山蔵と他にも 伊佐美。伊佐錦。伊佐大泉。とかお土産に買ってきたから 今度 相談所で また磯田さん やりましょうねえ」 「っておいおい うちの相談所 居酒屋じゃねえぞぉ 勘弁してくれよぉ」 「まあ 今回は 白鷺 美紀嬢の大活躍で 解決したのだから 大目にみてやりなよぉ 所長 あたしもあの焼酎 また飲みたいしさぁ」 完
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