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「中学や高校時代って、なんだか目茶苦茶眩しいよな!ギラギラでさ」
30歳を過ぎた俺に、アイツは『な?な?おまえも思うだろ?』と顔を揺さぶり何度も頷いている。
まあ、確かに眩しい……とは思うよ。
何をしたって輝いてみえるし、キラキラ光るものも感じる。
ただし、“恋愛感情が間にあれば”なんだけどな。
「感じるけど……ギラギラって……キラキラだろ?」
呆れる俺に『いやいや、ギラギラですっ!』と力んでいる。
「あのね、綺麗事で済まそうとするなって。現実はギラギラなのよ」
「はあ?意味がわかんないよ。なんでギラギラなんだよ」
肩をすくめそうな俺を見て『いやいや、絶対にギラギラだって!』と怒っている。
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